今年は2020オリンピックが開催されますね。
そのロゴに使われる予定だった五輪エンブレム騒動を覚えているでしょうか。
一度は決定した佐野研二郎さんの作品である2020年東京オリオンピック(五輪)・パラリンピックのエンブレムがパクリ疑惑で世間を騒然とさせました。
ベルギーのデザイナーである、オリビエ・ドビさんが「自分が作った劇場ロゴを真似された!」と裁判を起こしたんですね。
結果として、佐野さんのエンブレムは日本の商標法上は、問題ないとの判断がくだされました。
じゃあなんで取り下げたの??ってことですが、、
なんと佐野さんが監修した作品の中に、他人の作品を模したものが見つかったんですね〜。
こういったことがいくつか発覚し、社会の批判が高まったことにより、佐野さんはやむなくエンブレムを取り下げることになりました。
デザインの盗用は見る人の主観に基づく部分もあって難しい問題ですが、知らずに人の作品をフリー素材として勘違いして使ってしまったら大変ですね。
イラスト、音楽、文章、映像、人が考え表現したモノは世の中に溢れていますね。そこには誰かの経験と知恵と時間と労力が込められています。
表現されたものには敬意を払い、認められた価値を保護するものが「著作権」ということを忘れずにいたいですね。